精神的引きこもり女の叫び
昔から人と関係するのが苦手だった。
例えば、小学生のころは自分のわがままを人に押し付けて、人の気持ちなんか存在しないかのようなクソ生意気なガキだった。だんだんと自我が目覚める小学5年生くらいで本格的にハブられはじめ、林間学校では当然のように腫物扱いで大泣き。先生も巻き込んで、もしかしていじめかもしれないと先生は不安になりクラスの女子を集めなぜ私が泣いたのか話し合い。ええ、みんな特にいじめなんかせず、単純にヤベー奴から逃げただけ(笑)。現在の私でも、当時の私には関わらないと思う。それくらいわがままで、自分しかこの世に存在してないと考えてるクソきもいガキだった。
ある女の子に依存していたことも、今思い出すと恥でしかない。
その子が私以外の友達と遊ぶと、いつ遊ぶの、何人と遊ぶの、誰ちゃんと誰ちゃんで遊ぶの、としつこく質問攻め。
とにかく、自分の気に入った子は、私の思い通り、私だけと一緒にいてくれないと不安でしょうがなかったのだ。
ちなみに、これが美少女ならホラー漫画っぽいが、当時の私はくそデブで髪の毛もぼさぼさ。髪型がキノコみたいだったから、男子から影で「マッシュ」と馬鹿にされていた。
ああ、当時から私は誰かと関係するのが苦手だったんだな、と思う。
だって、たいていの小学生も高学年となれば普通に友達いて、まあいじめとかはあるかもだけど、少なくとも人とどうやって関われば円満な関係でいられるか、なんとなくわかってくるころだと思う。
私は、私以外の人間に「心」が存在していることがわからなかった。
そして、中学に入学すると唐突に「自我」が到来した。
きっかけは覚えていない。ただ、中一のクラスで入った女子グループにさっそくハブられたころから、なんだか猛烈に自我が生まれた。
小学生のころにしてきた行動が、人にどう思われるものであったか、グワーーーーーっと理解できて、恥ずかしくて身体が熱くなって、どうしようもなくなった。
そして、このころから今度は、自意識過剰病が発症したのだった。(続く)