うじうじ、泥んこのぶろぐ

昔から、うまく世間となじめない。社会に出てからより顕著。そんな10パーセントメンヘラ入った女のブログです)^o^(

小津安二郎「お早う」

むかしの映画って、やっぱりうまくはまらない。

自分が子供のころの風景とも合致しない雰囲気のなか、延々繰り返される日常。

正直、飽き飽きしてしまったが、そんな中でも2時間ちゃんと鑑賞できたということは、この映画にはちゃんと鑑賞者を引き付けておく、普遍的な「何か」があるのだと感じた。

一番感じたこと、「定年になっても強制労働を強いられる夫たち」がかわいそすぎる

そ、そこかよ、と自分でも思ったけど、一番印象に残ったのが、この感覚。

この時代、専業主婦やってる人が働くなんていうのはありえないっていうのはわかるんだけど、ヘトヘトになりながら30年、40年働き続けて、定年になっても働くことを強要されるダンナ、まじおつかれさまです。。。

仕事が終わって、ほっとできるはずの家、支えてくれるはずの妻に「定年した後のことも考えないとねえ・・・」と言われるなんて・・・私だったら発狂する。

対照的なルンペンの英語の先生と、けっこうやり手の自動車セールス嬢のお姉ちゃん。

ルンペンという言葉をふつうに使っている世界に衝撃をうけつつ、あーなんかこ英語の先生、誰かに似てるなー、あっ中井貴一だ!・・・と思ったら、お父さんでしたー。

 

総評:勇ちゃんかわいい

勇ちゃんがひたすらかわいかった。私もアイラブユーって言ってもらいたい(笑)

タイム!をするしぐさや、最後、テレビ買ってもらってうれしくて騒いでたらお父ちゃんが「騒ぐならテレビ捨てちゃうぞ!」と怒ったら、「うそだよー、わらってるもん」という勇ちゃん、マジ鋭くて震える(カワユス、ブルブル・・・w

あと、こうちゃんのお母さんがほんとに腹立つ。なんなんだあのババア。あーゆーババアはどこにでも一人はいるけど、ほんとうに嫌なババアだ。

そんなババアたちが跋扈する世界で生きる当時の主婦たちも大変だったんだなあ。

まあ、そんな大人の世界も知らず、子供たちのおバカな日常に癒される映画でした。