グロリア
ギャングに家族を皆殺された少年と、一匹狼なアブない女の逃避行。
ギャングの世界で生きてきた、人殺しもいとわないクレイジーなアラフィフ(推定)グロリアがかっこいい。あと、すごいリアルで親近感がわいた。なんというか、若いころは美しかったであろう女性が、上手いこと年を重ねて、味のあるいい感じの妙齢になったというか。こう、どんなにおいがするか、想像できるというか・・・(笑)
フィルが、スペイン系の色男っぷりがショタのくせにもう萌芽し始めててなんか、もじもじする(笑)
「愛してる」「好き」「グロリアは恋人」などなど、お前いくつだよ、というセリフ続出すぎてキュンキュンした。またそれが、自分と3回りくらい年が離れているグロリアに言うところがいい。なんというか、絶対にセックスとかいう展開がないからかな?
そういうつながりではない、「家族」という情愛がなんとなく伝わってくるところが好きだなあ。
正直、心はぶるぶるしなかったけど、最後まで見てしまう映画だった。
鑑賞者を引っ張るのがうまいつくりなんだろうなあ。
どうなるんだろう、どうなるんだろう、がたくさんちりばめられていた。