うじうじ、泥んこのぶろぐ

昔から、うまく世間となじめない。社会に出てからより顕著。そんな10パーセントメンヘラ入った女のブログです)^o^(

君の名は~出会うことのなかった二人が、なぜ出会えたのか。

話題の君の名は。考察。

ううむ、なんというか、面白いけどキャラクターにはまったく共感できなかった。

 

ハイハイ、リア充リア充

ほんと、そこじゃねーだろ、という部分が気になってしまい、物語に没入できない奴~

ハイッ、私です)^o^(ウエイ

まず、バイトに忙しい、絵を描くことが趣味の瀧くん。なんか父子家庭っぽくて、ケンカッ早いキャラ(らしい)。年上の女性にちょっとアコガレる、ちょっとイケメンの高校生。

三葉は飛騨の神社の家に生まれた女子高生。家の関係で巫女として神事に携わらなければならず、同級生にからかわれることがコンプレックス。「生まれ変わったら、イケメンの高校生になりたーい」という願いをどうやら神様が聞き届けてしまったようで、週に2~3回くらい、瀧くんと入れ替わるようになってしまった。というあらすじ。

うん、ほんとに、なんか強烈に共感できる部分がこのキャラクターたちにはなくて困った。

私が友達付き合いもうまくできず、男子と話したことも皆無で(女子高乙w)、ダッサダサな女子高生だったせいか、ガチで入り込めない。

せめて瀧くんがケンカッ早いならそういう演出とか雰囲気を取り入れてくれればいいのに(確かに三葉をからかう同級生を威嚇してたりはあったけど、あれだけではキャラのイメージとして中途半端な印象だった。。)、なんか中途半端で、いったい瀧くんて、どんな人なの?っていうのが、いまいちわからなかった。なんていうか、リアルな、ぬくもり、質感がなくてものたりない感じ。

三葉もおんなしで、おてんばなのか、おっちょこちょいなのか、なんていうか「平凡」すぎてなにもない・・・ただの、物語の核となる「神様」「糸」といったSFなエピソードを成立させるための「記号」(巫女という存在)に過ぎない、と感じた。もちろん、エンタメにおいてキャラは物語のなかの「記号」だっていうことはわかってるんだけど、なんていうか、、、、うーん、三葉を見てて、この人はどんな女の子なんだろう、って考えようという気が起こらない。極端に言えば「萌えない」(笑)。

その前に見た「この世界の片隅で」のすずちゃんは、おっちょこちょいでぼーっとしていて、一生懸命に自分なりに人生を生きている・・・「戦争、原爆という時代を生きた女性」という記号だけではない、「すず」というぬくもり、におい、雰囲気があった。なんていうか、「萌えた」(笑)。

 

総評:いまいち萌えなかった(笑)

ストーリーとしてはとても面白い。「神社」「巫女」「糸が導く、時間・次元を超えた二人」といったネタがうまいことSF青春ラブストーリーとして仕立ててあり、見ごたえがあった。特に、「彗星」が物語の「転」としていい感じに収まってて好き。単純に彗星落下で町が消滅、実は瀧くんと三葉の時間がずれてて・・・とわかったところとか、けっこう鳥肌立った。じーん。

あと映像の美しさ。これを見るだけで、なんか満足してしまう部分があって、ずるい笑

まあ映画って尺決まってるし、そこも決められた枠の中で物語を完結させるための大事なポイントだよなあ。オープニングがこの映画の中で一番よかった。ピークでした。。

その分、キャラがとっ散らかってて残念。年上おねーさんとか、同級生とかって必要だったのか、もしくは登場させるんだったら、もう少し物語の展開に重要な役割を与えるとか。ぶっちゃけ、瀧くんの三葉探しについてった意味がわからなすぎて困った。イライラした(笑)。

うん、この世界の片隅で、のほうが、萌えました)^o^(てへぺろ